2003.10 南アルプスの大河「大井川」沢登り
塩見岳3052m・荒川岳3082m・悪沢岳3141m
  前半


新装備:視力=1.5
渓流シューズ

食料等:米×10合、即席カレー・シチューなどレトルト食品×5
フリーズドライの牛丼など×8、即席ラーメン×8、
たまねぎ・にんじん各1、しいたけ×5、にんにく×1
ナッツ類×4袋、チョコレート×5箱、カロリーメイト×3
日本酒×2L、焼酎×2L、たばこ×8箱

      単独

      その他:失業中


二軒小屋の登山小屋
二軒小屋の登山小屋(自炊専用)

登山小屋内部
二軒小屋登山小屋内部

池の沢小屋
池の沢小屋(無人小屋)

白根沢出合
白根沢出合付近

滝ノ沢出合
滝ノ沢出合付近(奥は熊ノ平尾根)

滝ノ沢上流
滝ノ沢出合上流のキャンプ適地

魚止ノ滝
魚止ノ滝付近 水量が少なく滝らしくない

この写真は、「写るんです」で撮影した写真をデジカメで撮影したものです。


2003.10.07
15.30   浦安自宅出発 静岡県立総合病院前のサークルKでチョコレート・
      カロリーメイトを調達

22.10   井川オートキャンプ場脇の駐車場 キャンプ場の今年の営業は終っている

2003.10.08 晴
07.50   畑薙ダム着

09.10   畑薙ダム発 東海フォレストのリムジンバスに乗る(バスといっても三菱の
      パジェロ 運転手と私と二軒小屋のアルバイトの人だけ)

10.00   椹島着 ステッキを忘れたことに気付いたが売ってなかった

10.45   椹島発 大井川上流の状況を聞いてみたが、池の沢小屋方面を知る人は
      いなかった。 大井川源流まで行く人は年間でも数人だと言う
      今夜は二軒小屋では自炊の登山小屋に宿泊の予定なので、車での送迎は
      無い(2食付宿泊者は送迎可)
      それにしても13日分の食料は重い

12.00   木財橋にて食事 ここで林業関係者の男性2人と逢い、はじめて池の沢小屋
      付近の情報を入手 林道とは言うものの崩壊箇所多く、その都度高まきや
      河原への下降が必要 でも池の沢までは危険は無いようだ

14.45   二軒小屋 パジェロに乗っていたバイトの女性が受付にいた 想えばこの後
      3日間、人に逢う事は無かった
      ステッキの代わりに木製の杖を購入 300円
      宿泊は自炊専用の二軒小屋登山小屋

2003.10.09 晴
06.45   出発 すぐにダムサイドに上がりトンネルをくぐり、林道の二俣を右へ
      蝙蝠岳への登山口を過ぎると林道の崩壊多い。 3年前まではバイクで
      通れたという情報あったが、とてもとても・・・

07.30   2度目の崩壊地通過のため川底まで下ってまた林道に上がる

08.20   左岸(上流から見て)に渡るところで橋の後ろ半分が落ちている。幸いにして
      本流を橋の前半で越えられたが、崩壊した橋から懸垂で河原に下りる

10.10   徳右衛門沢合流点 この沢は大量の土砂を本流へ流し込んでいる

11.00   奈良田越 ここまで崩壊箇所6件。 バイクどころか人もやっとである

11.30   この付近で橋を2回渡るがいづれも車が通れる立派な橋が残っている

11.40   食事 少しひらけた谷間。 蝙蝠岳が見える落ち着ける水場

12.30   左岸の林道を順調に歩く 対岸の押出沢・長瀞沢も大量の堆積物を
      本流に注入した跡が残る

12.50   支流の唐白沢を渡渉 この先の左岸林道(本線)は完全に崩壊していた
      橋で右岸の林道に渡り道なりに進む 途中、戻るような感じで道が続く
      が心配なし 標高差50m位登って道は水平になり、やがて森屋沢に出る

13.15   森屋沢

13.40   広河原作業所跡 林道の崩壊で出られなくなったトラックや乗用車が
      10台ほど放置されている
      ダンプカーの運転席に乗ってみた
      万一の時の避難所には十分使える
      作業所・事務所跡も15棟程有り 崩壊気味だけど避難小屋としては
      今でも十分に使える

14.20   最初の渡渉 何とか大井川を渡らずに来たが岩の壁に突き当たり
      渓流シューズの登場。 しかし驚いたことに冷たいはずの川の水が
      全く冷たく感じない。 渓流シューズは凄い道具だ!
      脱いだ登山靴はザックに入らないので、デイバックに入れて
      胸に掛ける

15.30   池の沢小屋 小屋は本流沿いの道と池の沢沿いの登山道分岐点から
      池の沢沿いに70m登り、そこから左に50m程入った林の中に有る
      案内板など無く判りづらい もちろん無人小屋
      小屋内焚火可 備え付けのバケツに水を汲んで焚火で
      お湯を沸かし、体を洗う。 こんな経験初めてだった
      小屋は少し傾きぎみだが十分風雨は防げる

2003.10.10晴
07.00   出発

07.20   最初の渡渉で渓流シューズを履くが、すぐに登山靴に履き替え
      流木が多くて河原歩きも苦労する もう林道の後など全く無い
      塩見岳が見えている

08.30   新蛇抜沢 ここでは本流から離れてこの沢を上がるようにと2年前に
      訪れた人のHPに書かれたとうり進む しかし度々の洪水で対岸に続く
      登山道がわからず、かなり上流で対岸に渡る

09.10   古い建物発見 直後新蛇抜山への登山道を発見し現在地が判明

09.50   白根沢合流点 もうここまで来ると登山道と言えるような道は無い
      標高2100mを流れる大きな川に沿ってひたすら上流を目指す

10.30   滝ノ沢合流点

11.00   右岸の樹林帯の高台 食事 ここにはきれいな小沢があり休憩適地
      テント数張可

12.00   大岩帯と思われる所 何度も渡渉をしなければならない所であり
      このコースの核心部(最大の難所)でもあった

12.30   魚止ノ滝 疲労が溜まってきたところに滝の高巻きが待っている
      標高2220m地点であるが、まだまだ水量多い

13.45   乗越沢出合 魚止ノ滝からはテント適地が各所に登場 川の流れも
      緩やかで多くの魚影も見られる 魚たちも人間を見慣れていないのか
      ここで、予定コースだった本流(三国沢)を時間の都合で諦めて
      乗越沢から熊ノ平小屋へ直行することに決めた 秋の日はつるべ落し

14.40   最後の渡渉 足元に標高2400mの清流が流れる

15.00   岩場 上空にヘリコプターがやってきて私の頭上100m位の所でピタリと
      停止 きっと誰かがこの辺で救助を求めたのか 私が歩き始めたら
      どこかへ行ってしまった

15.55   熊ノ平小屋 運良く小屋付近の登山道に合流出来た
      この小屋は夏季だけ管理人が入りそれ以外は一部開放
      水は豊富でテント場もある
      靴下、下着、Tシャツを水洗いする

         ☆☆☆以後 後半に続きます☆☆☆



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