2007.06 南アルプス南部
光岳2591m・茶臼岳2604m
・上河内岳2803m・聖岳3013m
単独
新装備:サングラス
ステッキ(新型)
ルート上の山小屋
光小屋
茶臼小屋
新築の聖平冬季小屋
聖平小屋(左端が冬季小屋)
西沢渡造林小屋
2007.06.01
20:15 浦安自宅をマイカーで出発
22:50 中央道八ヶ岳PA(車中泊)
2007.06.02
03:40 中央道八ヶ岳PA出発
07:50 登山口の易老渡を朝食後出発
バスが停まっていた 団体が先行しているのだろう
09:20 栂の大木 本当に大きな木である いつも目印になる
09:50 面平 暗い原生林の下の平地であるがいつもの休憩地
12:30 前易岳 昼食予定地に時間どおり到着したけれど 食欲なく菓子類で
食事を済ます
13:15 易老岳 いつもながら縦走路に合流してほっとする が、光小屋は
まだまだ先である ここで初めて静岡県側が見える
14:50 三吉平 今年は残雪におどろく 「例年よりやや多い」でなく
例年よりかなり多い
16:20 光小屋着 バスの団体を含めて22人泊 この時期では多い方だ
17:00 光小屋内 宴会をやっていた団体が静まり さっきまでの騒音がうその
ようだ
2007.06.03
03:00 起床 団体が自炊を始めた為に賑やかで起きてしまう
この時間だが空は明るくなり始める 夏至は近い
04:50 同行者 所沢の薬剤師さんと別れる 私とは反対方向の加加森山・
池口岳経由の縦走に出発して行った
私も池口岳は行って見たい山 入山者少なく山小屋・水場は無い
10:10 光小屋出発 今日は雨の予報で、残雪も多いし ここに連泊するつもり
で朝食後に一眠り そして水汲みを終えたが、あまりに良い天気なの
で 荷物をまとめて急きょ出発 単独行は気ままにいつでも予定変更
10:25 光岳 やっぱり山頂にはご挨拶 通算6回目の光岳であります
携帯電話を新機種に買い換えた為か通話不可 最新の携帯は、山や海
には重点を置かず ビル内や地下にて通話できる電波に変わった
13:10 易老岳 ここまで来るのに 静高平からの残雪の急坂で時間がかかり
予定を1時間も超過 山だからこういう事も仕方ない
15:10 喜望峰 快調なペースでここまで来る でも雪が登山道を隠している
為に、頻繁にコースを外れての縦走であった 広い尾根であり道が
判りづらい区間である
遠くで雷鳴が聞こえる どうかこっちに来ないで下さい!
16:20 茶臼岳 いつも強風の山頂が今日は穏やか しかし空暗く寒い
16:50 茶臼小屋着 男性単独行2名が先着していた
6/2急登して尾根に出て栂の大木が待っていた
6/3光小屋の窓から朝日が暖かい
水場まで往復30分 高山植物の新芽が凛々しい
光岳山頂
センジガ原の亀甲状土(天然記念物)
2007.06.04
06:35 茶臼小屋発 この時期の朝としては暖かく雪渓を難なく縦走路まで
登り、ハイジの丘に上がる
07:35 亀甲状土の窪地 上河内岳がまるで槍ヶ岳のように見える
08:25 竹内門 よく目立つ道標 ここまで来るのに雪庇とハイマツの境目を
注意深く辿る 新兵器のサングラスを使用
09:15 上河内岳 ここは何度も来ている 風が無く見晴らし良く、いつまで
いても飽きる事ない本当に自宅のベランダなら良いと思います
10:00 南岳山頂(2702) このあたりは日影で雪が硬くて滑りやすい
樹林が無くて雪の上を・・・本当に怖かった下り100m
つかまる物が無くてとても怖い 途中で誰か歩いた跡があると思って
行って見たら、それは踏み跡ではなくてクレバスの口だった
さらに聖平まで標高差500mを下りる 緊張の連続で写真を撮るの
忘れてしまった 樹林帯だが、ざら目雪が大量に残っている
ゆっくり下り、何とか腕のすり傷だけで済んだ
11:50 聖平小屋 疲れたけれど背中から荷物を下ろしたら 背中がまるで
空に浮くようだった 新築された冬季小屋に荷物を置いて 軽装で
聖岳を目指す 聖岳山頂は雲の中に隠れてしまい 悪天覚悟で出発
14:55 聖岳山頂 実はここまで来るのに何回も引き返す事を考えました
積雪が多かった為に登山道から外れて山頂にやっと到着
17:35 聖平小屋に戻る 宿泊者は私ひとり
旧小屋は解体されて冬季専用の小屋が 新小屋の横に新築されていた
6/4ハイジの丘から見る聖岳
上河内岳(2830m)の登りは雪庇の上を行
聖岳への登り(2500m付近)から上河内岳と聖平小屋
小聖岳から見上げる聖岳(3013m)
やせ尾根も雷鳥には安全地帯
雪の斜面を四つんばいでやっと登った聖岳
2007.06.05 誕生日
07:10 聖平小屋発 今日は下山して自宅まで帰る
07:40 薊畑 ここから易老渡までは初めてのコース 静岡県側の景色に別れ
平和的な道を下るが、沢が見えた頃になってこの山域独特の急坂が
例外なくやはり待っていた 下りの未知の道はやっぱり怖かった
11:15 造林小屋 今は無人だが非常時には風雨をしのぐに十分
小屋の中に入ってみた 数人分の寝袋が置いてある
11:30 西沢渡 荷物渡篭に感激! 子供の頃こういう物に乗りたかった
ロープに滑車が掛かり可動式の篭(ゴンドラ)である 篭を引寄せる
ロープも滑車に渡されて、引っ張れば自分の方に寄せられる
まるで昔の林業用の集材機そのものであります 但し人力ですが・・
この篭に乗らなければ川を越えることが出来ないのでした
ここ西沢渡で川を越えてからは、森林鉄道の軌道跡を駐車場まで辿る
13:10 易老渡駐車場 やっと車に乗れる 乗物は快適でありがたい
14:00 かぐら温泉 道の駅遠山にある塩気の効いた飲める温泉 また来たい
19:30 浦安自宅着
6/5聖平冬季小屋の雑記帳
薊畑分岐 静岡県側の景色にお別れ
西沢渡の荷物渡篭
子供の頃からこういう物 乗りたかった
6月4日朝の茶臼小屋から6月5日の易老渡まで、人には逢いませんでした