2020.06 栃木県 小網山(仮称)
951m=登山道の無い山





所持品:食糧1食分

単独

この山域は、火山の多い栃木県北部に位置していますが、
この山は火山ではなく、隆起と侵食で出来た山。

国土地理院の地図を見ると、
すぐ近くにある高原山の斜面に比べて
等高線が密になっており
それが理解出来ます。

しかも、高原山から流れた溶岩から、
辛うじて埋没を逃れた山のようにも見えます。

丁度、富士山から流れた溶岩から顔を出している、
山梨県の足和田山のようです。

尾根と谷が複雑に入り組んでいて、興味深い山域です。
悪天候時は道迷いによる遭難注意!

公共交通利用
行き 舞浜〜八丁堀:JR、八丁堀〜北千住:東京メトロ、
北千住〜鬼怒川公園:東武鉄道
帰り 川治湯元〜北千住:野岩鉄道・東武鉄道直通特急、
北千住〜浦安:東京メトロ


2020.06.24

06:05 自宅を出ます。

鬼怒川公園駅からタクシーに乗り、
日塩もみじラインを4キロほどで下車し、
森林管理署専用道路から尾根に取り付き
縦走して川治湯元駅に下ります。 >露天風呂に入るつもりでしたが、
トラブルにより、そのまま帰ってきました。


10:15 森林管理署専用道路の入口で
タクシーを降ります(2,800円)。

林道入口には「今市営林署」という、
立派な金属の案内板が有りました。

あいにくの雨ですが、頑張って歩こう。



一般車は勿論入れません。

私は以前、マイカーで入ったこともありましたが、
マナーの悪い人がいたらしく、今は車では入れません。



林道が工事中のようで、途中から広くなっています。

何かつくるのでしょうか?



尾根の上まで林道が続いています。

2005年10月に来た時はこの道はありませんでした。

お陰で歩くのは楽ですが・・・作る人は大変だ。

ここは、登山道の無い山。少し楽をさせてもらいました。



10:40 ようやく山歩きらしい行動が始まります。

先週登った東京の高尾山とは逆に、この山域では
人と逢うことは有りませんでした。



しばらく登ると木を伐採している現場に到着。
作業はしていない。

いつの間にか雨は上がっていた。



11:13 909m地点に到着。長めの休憩です。暑い。

いつものように、
ステッキを歩いてきた方向に向けて置きます。
方向を間違わないように。



これから歩いて行く山頂方面と・・・



帰りに下る川治湯元駅方面です

11:40 山頂に向かって行動開始します。

しかし、休憩中にヒル(蛭)に取り付かれた事に気付く。

途中でヒルを振るい落としましたが、完璧には行かず。



12:15 951m小網山(仮称)に到着です。

この山は、国土地理院の地図には名前がありませんが、
一番近い集落の名前を取って、
小網山と呼ばせて頂きます。

やはり梅雨。 眺望はありませんでした。

ところで、お湯を沸かしてラーメンの準備をしながら、
ヒル退治です。

強い味方はタバコです。タバコの火で、
ポロっと落ちました。



ここ山頂にもヒルが多く、合計10匹位に
取り付かれました。

靴下は血だらけになっていました。

ヒルを落とすために、
ズボンや靴下を脱ぎたかったけれど、
どんどん体に取り付いてくるので、
やめました。


その後は写真も撮らずにヒルをチェックしながら下山。

下山後、廃校になった私の母校、
川治小学校の校舎を見物し、
露天風呂に入る予定でしたが、
ズボンや靴下がヒルのおかげで血だらけになり、
人目を避けて川治湯元駅に直行。 

駅のトイレでズボンと靴下を履き替えました。

雨の中を歩いた後に電車に乗るので、
ズボンと靴下の着換えを持っていました。

以前、新潟県の銀山平でヒルを見たことはありましたが、
取り付かれたのは初めてでした。

15:43 川治湯元駅で、
会津若松発浅草行きの直通列車に乗車。

結局、出血が止まらないまま、浦安自宅に到着。