2020.07 栃木・群馬県境
 根名草山2330m








新装備:太陽光発電式ランタン

所持品:食糧3食分

単独

根名草山は、奥白根山から奥鬼怒、
尾瀬を結ぶルート上にそびえる2300m級の山。

県境山脈のためか、男体山よりも積雪が多いらしく、
2011年6月下旬には残雪が深く、
登頂を諦めました。

しかし、斜面は険しくスキー場は有りません。

避難小屋マニアの私にとって、
築11年の念仏平避難小屋に宿泊することが
楽しみでした。

公共交通利用 
舞浜〜北千住:JR・東京メトロ、
北千住〜日光:東武鉄道、
日光〜金精峠:レンタカー



2001.08 奥鬼怒沼から見た根名草山


2020.07.28

06:20 自宅を出ます。

今日は、根名草山に登頂し、
念仏平避難小屋に宿泊します。



11:10 金精トンネル駐車場にレンタカーで到着。

他に車はなく、この分ならば
避難小屋は混まないだろう。

駐車場のはるか上に、崖が見えます。
あの崖を登ったような記憶が有ります。


11:43 簡単に食事をして、
雨具をバッチリ着込んで出発です。


歩き始めは、こんな感じの登山道です。

駐車場〜金精峠間が、崖のような道でしたが・・・


12:13 金精峠に到着。

登山道は、コースを変えて安全になりました。

しかし雨です。何も見えません。


金精峠には、昔からある金精神社が健在。

金精様が祀ってあり、
峠越えの旅人を見守った事でしょう。

金精様とは、黒い石で出来た男性のシンボル。
直径80センチ!

雨宿りを兼ねて昼食を取ることにしました。


金精峠を過ぎれば、
この様な歩きやすい登山道が続きます。

だけど雨。どうせ眺望はないけれど・・・。

ほとんど尾根道ですが、
群馬県側の斜面に出ると強風でした。


温泉ヶ岳(ゆせんがたけ)との分岐です。

一度登っているから、本命の根名草山に急ごう
温泉ヶ岳は明日に期待しようか。


平坦な登山道を快適に進みます。

足元には、この山域独特の園芸用の
赤玉土のような小石が
いっぱい有ります。 綺麗です。


ここは、旧避難小屋跡地です。

写真の奥の方が水場になっています。

赤玉土の上を奇麗な水が流れています。


13:58 念仏平避難小屋に到着。誰もいませんよ。

10分間の休憩をして、リックサック・寝具を置いて、
水とお菓子とスマホを持って出発。


この辺りで、前回 2011年06月下旬は
残雪多く引き返しました。

今日は雨ですが、快適に進みます。
暑くもなく寒くもなく、温度は快適でした。


14:57 どうやら山頂に着いたようです。


根名草山2330mに到着しました。

山頂は栃木県内にあります。

唯一の眺望がある場所が山頂でしたが
・・・深い霧。
私もサラリーマンなので、
休みを変更出来ないのです。

日光連山全山と上越国境の全山が
見えるはずです。


では、来た道を戻りましょうか。


ここは、2330m

先程の念仏平避難小屋の標高も2300m位
ありました。

100m下って70m登り返します。


15:53 避難小屋に戻りました。

やはり、誰もいません。

こんな快適な避難小屋は、他に有っただろうか?


今回の新装備 太陽光発電式ランタンです。
YAMAPのネットショップで購入しました。

明るさは三段階の切り替え可能です。

防災用品としても役に立つ事でしょう。


そのランタンの明かりで夕食。

立派な避難小屋なので、風の音もしませんでした。

おやすみなさ〜い。


  2020.07.29

今日も雨。この天候なら、温泉ヶ岳に登っても
眺望はないだろうと判断し、
簡単に小屋内を清掃して下山。 自宅に戻ります。


念仏平避難小屋の外観。

一晩お世話になりました。

05:18 避難小屋出発。下山開始。

07:17 金精峠。20分休憩。

08:09 金精トンネル駐車場を出発。

今回はじめて、登山専用サイト「YAMAP」の
アプリを利用して宿泊登山をしてみました。

カーナビゲーションのように、
行動中の現在地は勿論、
主要地点の到着時刻・休憩時間
出発時刻・写真の撮影地点が、
明確に記録されます。

これは、スマホ(携帯電話)の電池が切れない限り、
電波の届かない「圏外」でも、きちんと
作動します。

例えば今回、夜間に避難小屋を出て
トイレに行った時も、
しっかりと行動記録として残りました。

最近は、スマホ・加熱式たばこの
充電用バッテリーも用意しました。

これも、災害時には役に立つ事でしょう。