2006.05  南アルプス白根南嶺 青薙山(途中敗退)

      テント泊(予定)
      単独



 青薙山登山口                          急登の途中 大井川対岸の上千枚山を望む
登山口   上千枚山


2006.05.01
08:00   沼平駐車場出発

      とある事を考えながら4時頃やっと寝た車中泊なので寝不足
      今日は徒歩4時間なのでゆっくり出発

09:15   青薙山登山口着
      前回(2000年07月)よりも登山道は整備されていた しかし

10:40   登山道崩壊場所 ここであえなく断念

今回も畑薙ダム湖畔の沼平に車を置いて、まずは、池の平という湧き水が
とても豊富なテント適地を目指しました。 ここまでは雪は無いはずです。
登山口から急登をし、もう少しで尾根に出ようとしたところで、登山道が
崩壊していました。 

最初の崩壊地は距離約5メートル位ですが、何せ急斜面です。 立木も根
こそぎ落ちていました。  何とか岩をつかんで通過しようとしましたが、
ザックが岩角に引っかかって立ち往生。 足場の無い急なガレ場であり、
方向を変えて戻る事も出来ず怖くて足がガクガク震えて来ました。

  どうにも出来ないので岩から手を離してザックの引っかかりを取り、登山
靴のカカトで土砂をならして平らにしながら、なんとか恐怖の5メートル
を通過しました。 きっと今年の雪崩で崩壊したのでしょう。

ところが、カーブひとつ曲がったところに、今度は7メートルほどの崩壊
地があるではないか。 しかも、反対側に続く道に大きな岩があり、ここ
に乗る時に滑ったら助からない。
しばらくザックを下ろして一服して考えましたが、ここを通過しても、さ
らなる危険があるかも知れないし、また、下山時のことも考えて退却する
ことにしました。

結局、フル装備で来ましたが一度も山でテントを張ることなく帰りました。
こんな経験は初めてでした。 ある意味では、キレットのような経験をし
ました。 引き返す時5メートルの崩壊地で神経を磨り減らしたのは、言
うまでもありません。




 登山中に活躍の場がなかった新兵器の石油コンロ        自宅でカレー作りに活躍してもらう
石油コンロ   石油コンロ