2006.07  北アルプス 焼岳2455m・西穂高岳(独標)2701m

      単独

      感謝したいこと:私を釜トンネルの出口で車に乗せてくれた
      浜松市の女性2人に心から感謝致します



 急登を終えて新中尾峠に立つ 雨が降り始める           趣きある新中尾峠の焼岳小屋
新中尾峠   焼岳小屋

 新緑が映える中尾峠 周囲は深い霧の中               焼岳の山頂に近づき硫化水素ガスの臭いが強い
中尾峠   焼岳

 焼岳山頂 強風の中大勢の登山者で賑う               焼岳小屋に戻る
焼岳   焼岳小屋

 夜行バスで眠れなかったから昼寝をした                夜になると自動点灯する太陽電池ランタン
焼岳小屋   焼岳小屋

 これも太陽電池のランタン・・・・欲しい!!
焼岳小屋

2006.07.14
20:50   浦安自宅発

23:00   新宿駅発 上高地行き夜行バス「さわやか信州号」乗車

20006.07.15
05:40   上高地着 おにぎりを食べ、カジュアル服から登山装備に着替え

06:40   上高地出発

07:23   遊歩道から焼岳登山道へ入る

09:15   焼岳小屋着 宿泊を申込んで 残ったおにぎりを食べる 1時間休憩

11:45   焼岳山頂 ここまで稜線は深い霧の中
      登りの途中には小さな噴煙があってここが活火山であることを改
      めて知る 晴れていれば山頂の噴煙が遠くからも見えるが・・
      山頂では霧で視界がゼロ だからこそ噴煙に伴う地響きが異常に
      不気味に感じられる

12:30   焼岳小屋に戻る。 ラーメンを自炊し、ビールを飲んだら眠くなり
      2階に上がって一眠り。 夜行バスではろくに眠れなかった
      それにしてもここ焼岳小屋は趣のある山小屋 明かりは石油ランプ
      と太陽電池 BGMの音楽や非常灯も太陽電池でまかなっている
      トイレの屋根に大型ソーラーパネルがあり、トラック用の大型バ
      ッテリーが4個備わっている 外にはガーデニング用のソーラー
      ランタンが多数設置されていて夜は美しいイルミネーションを楽
      しめた この日の宿泊は3人(定員40人)
      



  焼岳小屋から西穂山荘への登山道は川である              西穂山荘に到着
割谷山付近   西穂山荘

2006.07.16
07:10   焼岳小屋発
      歩き始めて30分程の所で登山道が崩壊している 大雨の影響で
      ある 約5mの急斜面の崩壊地を慎重に通過

08:20   割谷山付近
      まるで川のような登山道になっている 反対側から登山者が来る
      この先の状況も変わらないそうである 滑りやすく通常の5割増
      の所要時間で西穂山荘へ

11:05   西穂山荘着
      物凄い豪雨である。 この先の西穂高岳稜線で死亡事故が有った
      と聞く 天気予報でも15時から大雨との事 山荘で停滞を決める



焼岳2455mが霧の中に しかし強風でカメラがブレる           西穂高岳の稜線も一瞬見える
西穂山荘→焼岳   丸山→西穂独標

西穂高独標の直下 強風を避けて一服                釜トンネルで私を車に乗せてくれた2人(左)と大阪のひと(右)
独標   私を助けてくれた浜松市の若い2人(左)と阪神ファン(右)西穂山荘にて

待っていても雨は止まない そろそろ下山だ               ここまでは昨日来た道
西穂山荘の南窓   西穂・焼岳・上高地分岐

上高地唯一の天然温泉「上高地温泉ホテル」             上高地温泉ホテルの露天風呂「焼の湯」
上高地温泉ホテル   適温の含鉄泉  

上高地の梓川が一部氾濫している                    道路も決壊 バス運休 皆で国道まで歩く
河童橋下流   大正池と釜トンネルの中間あたり  

 歩けばけっこう長かった新釜トンネル1.3km
釜トンネル出口  

2006.07.17
04:40   起床 天候を確認する為に小屋を出る 強風で深い霧

06:05   西穂山荘発 すでに大雨であるが、何故か雨は暖かい
      小屋から5分行った所で後方の焼岳を撮影

06:45   西穂独標が間近に しかし強風で谷に叩き落とされそうだ そこで
      小休止を取って様子をみる

06:55   西穂独標着 強風と豪雨でカメラを出すことも億劫になる これよ
      り西穂高岳山頂方面は無理だ 自殺行為になるだろう
      山荘に戻る途中8人とすれ違う お気をつけてと見送る

07:35   西穂山荘に戻る さっきまで氷のように冷たかった雨が、ここでは
      やはり暖かな雨

08:10   独標から戻ってきた女性2人とビールで乾杯 この2人に9時間後
      助けて頂くとは夢にも思わなかった
      近くにいた大阪のおば様も入れて4人でしばしの山談義に花が咲く

09:40   山荘出発し上高地に下山  やはり登山道は至る所で崩壊している
      下山中 誰ともすれ違わなかった 後で解ったけれど バスが運休
      していたからであった

15:20   上高地バスターミナル着 温泉に入って帰り支度(カジュアル服)
      を整えたが 肝心の新宿行きバスが運休である・・というより
      道路が決壊してすべての車両が通行止のようだ もう歩くしかない

16:50   中の湯着 長い釜トンネルを出る 登山者であふれている タクシー
      を2時間も待っている人もいた 路線バスも運休のようだ

17:20   声を掛けてくれた人がいた 西穂山荘で知り合った女性2人でした
      あの後ロープウェイの運転再開を3時間待って新穂高温泉に下山し
      て車でここを通ったとの事 上高地方面運休と知って私のことを
      心配して話をしてたそうです 助手席に乗っていた人が私の特徴を
      覚えていてくれたようです 後部座席に案内されお言葉に甘えました

18:00   新島々駅着 ここまで送って頂く途中、今回の山の話などしていて
      あっという間でしたが、本当にありがたかった出来事でした
      2人合わせてやっと私の年齢と同じ そんな若い人に助けられて
      とても感激です 今回の山行きで一番の思い出のひと時でした
      本当にありがとうございました 助かりました
      彼女たちは浜松市へ23時頃到着予定なのだそうです
      私は松本電鉄とJRで舞浜駅へ

24:15   浦安自宅着 感激して涙が出て寝付けない夜でした