2013.07 南アルプス
 笊ヶ岳2629m


南アルプスの農鳥岳以南の、白峰南嶺と言われている山域は
避難小屋さえ無く、水場も限られている

以前、この山域は青薙山にも登ってますが、カメラを
持たなかった事を後悔しています。

同行者1名

    


  2013.07.22(1日目)

前日は勤務先から新東名経由で、
井川ダムへ(マイカー内泊)
当日はまず、
畑薙発電所入口の駐車場から、
東海フォレストのリムジンバスに
乗り、二軒小屋へ

午前9時半に二軒小屋に到着する為、
近隣を散策する予定を立てていた



畑薙発電所の駐車場(無料)

以前、駐車場内で、
当て逃げされた事があるので、
なるべく奥に駐車した



08:00東海フォレスト
(地主の子会社であり山小屋経営会社)の
リムジンバスに乗る

同社経営の山小屋利用者は無料で乗れる
(乗車時に宿泊代の内金として3,000を支払う)



08:26バスの車窓から見る大井川の流れ

バスは椹島まで走り、
その先は四輪駆動車に乗換えて
二軒小屋まで送っていただいた



10:17二軒小屋のすぐ上流にあるダム湖
青くて綺麗でした

今日は、山には登らず大井川西俣・東俣を
散策してみた



西俣林道

この様に、立派な車道が走っている

見たかったリニア新幹線の
トンネル工事がこの先で
行われるように聞いていたが、
今は、工事準備の事務所だけ建設されていた



これも、フォッサマグナの断層だろうか

もしそうならば、
右が北米プレート(硬い粘板岩)
左がユーラシアプレート(普通の土)

同行者も地質に興味が有るので、
ここまで来てみた



14:36二軒小屋に戻る

写真は、3階建ての二軒小屋ロッヂ
(完全予約制・入浴可)



二軒小屋ロッヂの2階ベランダ

昭和50年築であるが、綺麗である



  2013.07.23(2日目)

いよいよ今日から登山開始
二軒小屋から転付峠に登り、
南下して天上小屋山・生木割
を縦走し、どこか適当な所で
ツエルトを張るつもりで出発



05:40出発

写真は、二軒小屋の登山小屋で、
こちらは自炊専用

この小屋に宿泊の場合は、
車での送迎はなく椹島から歩くのみ



05:58歩き始めは、
こんな感じの登山道

その後も転付峠までは、
良く整備されていた
登山道に、1/13から13/13まで
標識があって
周囲の樹木を解説していた


08:22転付峠に到着

ここには林道が通り、
地主の特殊東海製紙の車両が見られた

ここに荷物を置いて水を汲みに行く



山梨県側に10分下った所にある水場
(後日、同行者から写真をいただく)

7ℓの水を確保して来た道を戻る



09:00二軒小屋の朝食用お弁当

09:25少しのんびりしてしまったが、
転付峠を出発



11:55保利沢山の
トラバース道にあった標識

この標識は時々見られた

尚、保利沢山の昔の名前は「上の切」



12:00保利沢山トラバース道は、
歩きやすく快適



12:19右に赤石岳、左に聖岳が見られた



12:36保利沢南コル

右に悪沢岳、左に赤石岳を見ながら
食事をする



14:30天上小屋山

ラジオで、東京が雷雨であると聞いたので
妻にメールををしてみた
浦安は小雨であるとの事

予定より1時間半遅れているので、
今後の休憩は
短くすることで同行者と合意



15:38生木割2539m

ここもテントに適しているが、
もう少し先に進む

まだ、雨は降りそうにない



16:05偃松尾の肩

ガレ場はやはり危険なので、
面倒でも上方の樹林を行く



ガレ場から、初めて、目
指す笊ヶ岳が見えた



16:35偃松尾南のコル到着
今日はここで、ツエルトを
張ることにした

17:05設営完了
適当な張り方でしたが
天候は良好
でも狭くて寝るのが大変そうだから、
考えた末
荷物は外に出して
同行者のツエルトで覆った

尚、ガイドブックや、
昨年ここを歩いた人の
ホームページを見ると、
「←水場」の標識が有ると
書かれていたが、探しても見当たらず
今回は、水は充分持ってきた



  2013.07.24(3日目)

偃松尾南のコルから笊ヶ岳に登頂し、
少し戻って
椹島下降点から椹島に
下山するコースです



07:04椹島下降点

ここに荷物を置いて、
笊ヶ岳を往復するのだが・・・
何と何と!激しい雨が降ってきた
朝なのに夕立・・・
これから今回のハイライトなのに・・・

泣きたくなるも、同行者と士気を高めあって
さあ出発



07:46待望の笊が岳山頂2629m

カメラは聖岳・上河内岳方面に向いている



笊ヶ岳から塩見岳・北岳方面

何も見えませんネ

写真では解りづらいですが、
雨が激しく降ってます
すぐそばの小笊さえも見えませんでした



10:00上倉沢の源流

写真の対岸にキャンプ地のような
草原があります
水場は期待しない方が良いでしょう



上倉沢からトラバース道に乗るところ

一応リボンが付いているけれど、
解りずらかった
近くにある大きな石に書かれた矢印は、
もっと下流を
指しており、
その先にもリボンがあったから、
そちらに
進んでしまい、20分のロスタイム

笊ヶ岳方面から下山の場合は、
少し上流を進むべし



2つ目の沢

登りの場合は5つ目の沢になる
雨は小降りになって来たけれど、
各沢を渡る度に、急下降・急登が有って
滑りやすくて怖かった



トラバース道には、
6つの沢だけでなく
こんな感じの悪路や、
倒木くぐりが多数ありました



15:40無事に下山

後は、林道を15分歩けば椹島



まるで事務所のような
椹島ロッヂであるも
快適です(入浴可)



最終日は、東海フォレストの
リムジンバスで、マイカーの待つ
畑薙の駐車場へ行き、新東名経由で
16:13浦安自宅着


  同行者の仕事は、鉄道会社勤務

今回は、同行者にペースを合わせた

お陰様で筋肉痛は無かった