2015.02  伊豆諸島/神津島 天上山572m

伊豆諸島は、22年前の新島・式根島以来に
なります。
その当時は、2〜3年後には
また来ようと思ってましたが、
なかなか都合がつきませんでした。

島も、逃げてはいかないでしょうが、
実際には行く事が
大変だと思いました。













島の山登りは、伊豆諸島/八丈島の八丈富士と
小笠原諸島/母島の乳房山以来の3回目。

単独



  2015.02.24

神津島方面の船は、毎日22時00分発。

この日は仕事を終えた後、
一旦自宅に戻り
東京の竹芝から、東海汽船の
「さるびあ丸」に乗船。

出港後すぐに、上の写真のように
レインボーブリッジが
見えてきます。


  2015.02.25

さるびあ丸は、途中、大島・利島
・新島・式根島を経由して、
いちばん最後に神津島に到着します。

いわば、終着駅です。




07:40 利島を出港しました。

利島は、宮塚山が
そのまま島になったように見えます。



08:45 新島を出港です。

22年前の、やはり2月でしたが、
その時は快晴でした。



08:55 式根島に入港直前です。

先程の新島のすぐ近くにある小さな島で、
ここは新島村に含まれています。



09:50 終点、神津島に到着。

大島・新島で大勢が下船し、
ここでは10人程度しか
残っていませんでした。

私ひとりのために、旅館の奥さんが
車で迎えに来ていました。
宿泊も、私ひとりのようです。



10:40 写真は、目指す天上山です。

旅館で、登山の準備を整えて、
「行って来ま〜す」



10:59 登山口に到着。

登山名簿を見ると、
2月の平日にもかかわらず、
毎日のように1〜2名の入山者がいました。

登山名簿は、少し変わっていて、
住所を書かずに、宿泊先を書くようです。
一番多かったのは「神小」でした。
神津小学校の生徒でしょうか?



登山口の周辺には、写真のような
「明日葉」が、
いっぱい生えていました。

まるで、南アルプスの
「行者にんにく」のようです。



11:04 1合目。

日当たりが良好な西側斜面でしたが、
シダ植物が密生してます。



11:09 2合目。

小さな山だから? 1合目から5分で到着。
だけど、かなりの急傾斜です。

山頂が見えています。



3合目に到着。

せっかくベンチがあるから休憩。



4合目。

シダ類の植物は、元気です。
雨が多いからなのかなぁ?



11:29 5合目に到着。

旅館から見えた岩場が迫って来ました。



6合目。

海が良く見えて来ました。



11:43 7合目。

風が強くなりました。
山頂の台地に上がったら
、強風が待っているかも
知れません。



8合目に到着。

岩場がすぐそばに迫って来ました。



9合目。

登山道は、岩場を縫うように登っていきます。
麓から見上げた時は、
どうやって登るんだろうと思いました。



11:57 10合目に着きました。

しかし、やっと台地の上に登っただけで、
この先が、まだ有るんです。



先に山頂へ向かう事にしました。

この様に、南の島らしい
場所もあります。



12:22 地図上の「表砂漠」に到着。

ここで、コンロを出してお湯を沸かし、
ラーメンを食べます。

島にはコンビニが無いけれど、
似たような商店はあります。
でも、どんな店か判らないので、
今回は日帰り登山の
フル装備で来ました。

尚、旅館を出てからは水場は有りません。



山頂の一角に来ました。

前浜方面が良く眺望出来ます。
前浜は、村役場や港がある島の
中心街です。



13:00 天上山山頂に到着しました。

写真は、西側の長浜方面です。
近くにキャンプ場や温泉施設があって、
神津島の、いわばリゾート地でしょう。



せっかくなので、天上山の
台地を一周することにします。
山頂だけで登山終了では、
きっと後日悔いが残ります。

さて、反対側の火口方面に向かいましょう。



先程山頂から見えた火口付近です。

ここは、本州とは地質の異なる
「フィリピン海プレート」。
新島や伊豆半島の天城山でもそうでしたが、
まばゆいばかりの白い砂です。



13:36 地図上の「ババア池」。

白い砂と苔の様な植物。
まるで日本庭園みたいでした。



どんな場所であろうと、人が見ていなくとも、
ならぬことは「ならぬ」ものです。

神津小学校の生徒からのメッセージでした。



14:21 新東京百景展望地。

その名のとおり、伊豆諸島の新島〜大島、
伊豆半島はもちろん、
富士山・南アルプスが望めるはずです。

事実、南アルプスの聖岳や悪沢岳から、
新島〜御蔵島を見ました。
ただし、双眼鏡が必要でしたが・・・。

今日は曇っていて、隣の新島・式根島ですら
見えませんでした。
残念。また来れば良いさ!



14:36 裏砂漠。

曇って暗くなったので、白砂が明るくありません。

天上山は、山頂以外にも多くのピークが有って。
さながら北アルプスのミニチュアの様です。

一度は来てみる価値のある島だと想います。



14:56 最後に見た、天上山のテーブルの上の
景色です。

天上山という山名は、この山に相応な山名でした。



16:45 天上山を降りて、
食事時間までの間、
島の中心街、前浜に向かいます。
島の人たちには、私が「よそ者」である事が
判るようです。

途中でお酒を買って、海岸で一休み。

やはり天上山は、島のシンボルの様です。



街中のいたる所に道標があり、
神津島の観光案内にも、
天上山登山は、必ず紹介されていました。



17:57 旅館で夕食が用意されました。

明日葉と、飛魚の刺身が
美味しくて・・・満腹に。

翌日の朝食も、とても美味しい
朝食でした。

ふもと屋旅館さま、お世話になりました。



  2015.02.26

今日は、昨日とは逆で、神津島始発の東京行き「さるびあ丸」で
帰るだけです。




10:30 さるびあ丸が定刻出港。

神津島での乗船は3人。

途中、式根島は11人、新島は45人、利島は7人、
大島では約130人が乗船しました。



さるびあ丸の中央階段です。



14:25 海上槍ヶ岳?付近通過

無人島のこの島は、新島村に属しているから
新島槍とでも命名したくなりました。
<

19:00 東京竹芝到着。

東京は、ちょっと明るすぎますかね?

20:25 浦安自宅着。