2016.06 福島・栃木県境
 帝釈山2060m・田代山1971m









所持品:シュラフ・コンロ・食器一式・食糧5食分
・水4リットル・カメラ・携帯電話 他

同行者:長女

公共交通利用。舞浜〜東京〜新白河:JR、駅レンタカー




  2016.06.10

舞浜駅を早朝に出発して新白河駅へ。
駅レンタカーを借りて、猿倉登山口向かい、
山頂を目指します。




マイカーを手放してから、もう2年かなぁ

不便である一方で、
公共交通ならば、ビールが飲めるのです。



登山の「行き」の交通機関としては
本来、夜行を利用したいのですが、
夜行バス・列車はありません。
今回はレール&レンタカーを利用したので、
レンタカー会社の営業時間に合わせました。

駅の窓の外は、那須岳です。



私は軽自動車の喫煙を予約しましたが、
JR東日本レンタカーでは、
軽自動車の空きが無いので、
普通車(ホンダの4WD)を
貸してくれました。

偶然ですが、有難かった。4WDは悪路に強い!



予定では、日光駅でレンタカーを借りて、
川治ダム経由で来る、
最短コースを考えていましたが、
5月29日に、ここに来た人のホームページをみたら、
同じ写真が掲載されていました。

栃木県からは入れません!



12:20 福島県側の猿倉登山口に到着。

今日は、田代山山頂の避難小屋で宿泊するので、
水を4リットル用意して登ります。

水場は、歩きはじめて20分位にあります。



13:10 最初に展望が開けたところです。

目の前の尾根は、
福島県と栃木県の県境尾根です。

県境尾根とは、田代湿原で合流予定。

遠景は那須岳です!



13:35 小田代という、
田代湿原の一段下にある、
文字通り小さな湿原に到着です。

向かって右側の尾根に登って行きます。

その前に昼食としましょう。



この先急登ですが、ここまで来れば
後わずかであることを、
道標が教えてくれました。



ワタスゲが咲いています。

小なりとも、さすが湿原ですねぇ。



こちらは、今は廃道になったようです。



赤い花と・・・。





青い花です。

そういえば、昔、「花とおじさん」
という歌がありましたね!
花の命は短いから、おじさん、
私を摘んで家に連れてって・・・
という、ちょっと可愛らしい歌でした。

この曲を6月25日に、エフエム江戸川に
リクエストしたら、
曲をかけてもらえました。
伊東きよ子の「花と小父さん」であることを
教えてくれました。

食事を終えて、

14:00 小田代を出発しました。



14:25 田代湿原の入口に入ります。

ここで、一気に眺望が開けることでしょう!



その期待どおりに、
眺望が開けてきました。

写真は、弘法沼です。

この先も仏教にちなんだ地名が出てきます。



分岐点+山頂の標識があった。

ガイドブックは、ここが田代山の山頂標識で、
木賊温泉方面の分岐点であることを
教えてくれました。



14:40 田代山山頂に到着です。

でも、本当の最高標高地点は
今日宿泊する避難小屋付近でした。



田代湿原から会津駒ヶ岳を望みます。





田代湿原から北側の会津高原方面を
望みます。

それにしても、ワタスゲが見事で、
北海道のサロベツ湿原を思い出しました。



14:45 今夜の宿泊地である
田代山避難小屋に近い
湿原の最上部に到着です。

しばらく北側の景色を見ていました。

もう少し透明度が上がれば、
会津高原の向こうに飯豊山が見えるはずです。



田代山避難小屋です。

10人位は宿泊出来るでしょうか?

今のところ、宿泊者は他にいないようですが、
シュラフを広げて場所確保しておこう。



15:10 避難小屋から、
帝釈山を往復します。

避難小屋は、田代山のほぼ山頂に立っていますよ、



帝釈山へは、このような感じの樹林帯を行きます。



この植物こそ日本固有で、しかも帝釈山以外は
ほとんど見られない「オサバグサ」です。

この花を見るために来る人も多く、
6月の第二日曜日は、お祭り事があるようです。



16:10 帝釈山2060mに到着です。

こんな時間にも登山者が結構多く、
夏至に近い、昼の長〜い時期の特典でしょうか。





東側を望みましょう。

燧岳と至仏山が見えますね。



南側には日光連山が見えますが、
雲の中になってます。



西側の那須岳も曇っています。



北西の会津駒ヶ岳は堂々と見えています。





避難小屋のある田代山山頂は、あの平らな山。

意外と距離感があります。

16:25 帝釈山を出発して田代山に戻ります。

私以外の登山者は、帝釈山から馬坂峠駐車場に
下山して行きました。



帰り道も、オザバグサを見ながら歩きます。



このオサバグサが見られた場所は、
結局、田代山から帝釈山までの樹林帯のみでした。



17:20 田代山避難小屋に戻りました。

写真の左手前はトイレ舎で、
右奥が避難小屋です。

トイレ舎は土足禁止になっており、
専用のスリッパに
履き替えます。
驚いたのは、水洗トイレだったこと・・・。



誰もいない湿原。誰もいない避難小屋。

先月の秩父山系縦走と同様に、

贅沢を心ゆくまで満喫しています。





  2016.06.11

昨日のコースを下山して、レンタカーで新白河駅に戻ります。




04:15 田代山避難小屋を出発しました。

那須岳方面から朝日が昇ります。

この時間に下山を始めれば涼しいし、
レンタカー会社に24時間以内に返却できるだろう。





日光連山の女峰山が見えました。

この後眺望はありませんでした。



05:50 猿倉登山口駐車場に到着。

09:05 新白河駅に到着。

12:10 浦安自宅に帰りました。