2016.07  南アルプス 塩見岳3047m・蝙蝠岳2865m






      所持品:ツエルト・コンロ・食器一式・食糧4食分・太陽光着火装置
          ・水3リットル分のボトル・日本酒2リットル・カメラ・携帯電話 他

      単独

      北俣岳と蝙蝠岳中間付近から先は、
      初め歩くコースで楽しみでした。

      もちろんのこと全コースを楽しみにしていました。

      公共交通利用。



何故か、いきなり最終日の二軒小屋に到着しました。

折角、私のホームページを見にきて頂いた方に対して

ささやかながらの情報提供を致します。

これは、蝙蝠尾根唯一の水場である、徳右衛門岳の水場の
案内図です。

水は豊富で、枯れたり埋もれたりしない!とは、
二軒小屋ロッジと塩見小屋の管理人さん。




上のイラストの補足説明です。






これは、蝙蝠尾根コースについて、二軒小屋の人の感想
であると思います。






その感想文の下のほうに、意見書がありますよ!

「根性が試されます。途中で泣きごとを言っても無駄。
ひたすら歩くのみ。
南アルプスのとっておきのコースであり、有名にならない事祈ります。」

なるほどですねぇ。





  2016.07.19

早朝に舞浜駅を出発して、中央線・飯田線経由で伊那大島駅へ。
伊那バスの夏季臨時便に乗り換えて、鳥倉登山口まで行けます。
今日は、三伏峠小屋まで歩けば良いのでゆっくりと。



伊那大島駅から、このバスで登山口まで行けます。

運転手は女性でした。 2時間の山道運転お願いしま〜す。
乗客は私の他は、男性2人。

14:00 時間どおりに登山口に到着です。
マイカーの場合は手前の駐車場から40分歩かないと、
登山口に着けません。

運転手さんありがとうございました。
行ってきま〜す。




14:15 バス停から歩きはじめます。

歩きはじめは、こんな感じの登山道です。




4割歩いたことになるのでしょう。

残りの距離が解りやすくて有難い。




16:05 水場に到着しました。

ほとけの清水と書かれています。美味しい水でした。
もちろんひと休み。






17:05 今夜の宿 三伏峠小屋です。

コースタイム通りだったようです。

小屋の前のすだれの部屋は、自炊部屋でした。
有難いですね。





  2016.07.20

今日は、塩見小屋までの約3時間のコース。
普通に歩けば、間違いなく午前中に着いてしまう。
寄り道して行こうっと。



夜間は満月と満天の星でした。
山小屋で星をみると、本当に綺麗です。

写真は早朝4時半ころの、三伏峠小屋の前からみた塩見岳です。

手前の小屋は、最近出来た「個室専用」の小屋だそうです。

05:00 食事の時間。小屋に入ろう。




06:00 三伏峠小屋を出発。

もう少しゆっくりしたかったけれど、
誰もいなくなってしまった。

写真は、塩見岳方面と悪沢岳方面の分岐点。

悪沢岳方面(右)に、水汲みを兼ねて散歩しましょう。




その水場に到着。

ここには以前、三伏(沢)小屋という別の小屋がありましたが・・・
今は、当時の給水施設だけが残っています。

三伏(沢)小屋は、三伏峠小屋と同じ経営者で、冬季解放小屋でした。
今は冬季は、三伏峠小屋の一部が解放されるようですね。




少し戻って草原になっているところです。

塩見岳が大きく存在感を示してますよ!




06:30 稜線に出てみた。

崖の上です。
あの崖の縁を通行止になった登山道が見えます。

静岡県側はなだらかな草原。長野県側は崖でした。




その崖の左側です。

南アルプスの長野県側に延びる尾根たちですね。




そろそろ崖っぷちを離れよう。
大きな地震がきたら、おっかないもんね。

これから行く最初のピークが三伏山だ。

この柵は、鹿の食害から高山植物を守るためのもの。
鹿も人も、登山道から外れてはいけません!!




07:10 三伏山から見た 北アルプスの重鎮です。

いつ、どこから見ても美しい!




先程、のんびりと休憩した草原が見えてきました。

草原の向こうは崖でしたね。

でも、この三伏山から北は、地質が変わります。

荒川岳・悪沢岳の続きの尾根から、
塩見岳の尾根に変わりました。

黒い粘板岩が多く、稜線の左右の斜面は
均等です。

昨日の 鳥倉登山口〜三伏峠小屋も、
塩見岳の尾根でした。




遠景は、飯田市、恵那山方面です。

風が強いから、タバコを太陽光着火装置で付けてみようかな?




太陽光着火装置でお世話になった太陽と塩見岳。

太陽の撮影・・・というか、全ての天体の写真は、
露出調整が難しい・・・。

07:30 先に進む事にしよう。




08:25 本谷山2658mに着きました。

塩見岳ほど 見る方向から形が変わる山は、
他に無いかもしれない。

どこからでも解りやすいのは・・・
富士山かなぁ。




中央アルプスは、まだ一度しか行ってないので、
良く知らない・・・。

なので、山座同定勉強中で〜す。



それにしても快晴に恵まれました!

ラジオでは東京は大雨とか・・・。

そういえば、今回 富士山は一度も見られませんでしたよ。




悪沢岳3141mです。南アルプス南部最高峰です。

地図では「東岳」「荒川東岳」に「悪沢岳」と
並記されている事が多い。




少し進んで、2608mの名前の無い山。

ドクダミのような花が咲いています。

ゴゼンタチバナでしょうか?




10:07 地図上の塩見新道分岐に到着しました。

まだまだ時間に余裕があるので、
通行止の塩見新道に行ってみよう!

写真は、その塩見新道を、塩見岳と権右衛門山の鞍部まで
下ったところ。



この登山道は、21年前に、はじめて塩見岳に
登った時に通った事があるけれど・・・

覚えていませんでした。




権右衛門山2682mの山頂に到着です。

登山道から標高差40m位を
藪漕ぎして辿り着きました。

まぁ、自己満足の世界です。




それでも、塩見岳を異なるアングルからみられますね。

いわば、塩見岳の横顔を見ています。




悪沢岳方面です。

権右衛門山でなければ見られません!

これもまた自己満足!




11:27 塩見小屋に到着しました。

この小屋は、去年は新築工事で休業していて、
今年7月1日から営業開始の、本当に新築小屋なんです。

ただ、水場まで往復50分(私の足で)かかる事は
変わっていない。

3リットルの水を自炊の後 汲みに行きました。




塩見小屋の食堂。

頼めば食事が出来るけれど、
一段高い眺めの良いところで自炊しよう。






塩見小屋の前に咲く樹木性の花。

ナナカマドでしょうか?





  2016.07.21

今日は、今回のハイライト! 晴れている。バンザーイ!
塩見小屋→塩見岳→北俣分岐→蝙蝠岳→徳右エ門岳→二軒小屋。

コースタイム10時間(休憩時間除く)であるも、
13時間を予定して早朝に出発だ。



02:50 塩見小屋を出発する。

03:30 塩見岳の手前の天狗岩の登りにかかる。

天狗岩にヘッドランプが見える
誰かが先行している。

予定では、明るくなる頃に塩見岳の岩場を登ることを
予定していたけれど、
天狗岩の登りの岩場もあったのだ!

暗くて岩に書かれている矢印が、良く解らない。

こんな時は、ザックを下ろして岩に腰掛けて楽にして
タバコで時間をつぶそう。

そして、ヘッドランプで丁寧に矢印を探そう。




少し進んで、またまた進行方向がわからない。

ストロボで高山植物を撮って見た。
昼間のように明るく撮れた。

水を飲んで落ち着いて矢印を探そう!




04:05 天狗岩の登りを終えて見えた塩見岳は、やけに大きい!

04:35 塩見岳の岩場を登った時は、感動です!

写真は、塩見岳の岩場を通過して、山頂直下です。

岩場は、この先の北俣岳までしばらく無いもんね。

でも稜線に出たら風が強くて寒いから、岩陰で休もう。




超えて来た天狗岩。

04:55 塩見岳西峰3047mは、三角点がある。

地図や標高ランキングでは、ここの3047mが
採用されているけれども・・・







本当の山頂(東峰)3052mに到着です。

(西)農鳥岳3051mを抜きます。





ここ塩見岳東峰に来て、これから行く蝙蝠尾根が
見られます。

北俣岳の左の急斜面を下れば、
間ノ岳方面です。

間ノ岳方面は標高差が有って大変でした。




上の写真の右に、目指す蝙蝠岳が・・・。

まだまだ遠いし、あそこで終わりじゃありませんね。






山頂にも花が咲いていました。






塩見岳東峰から南側を見ます。

塩見岳バリエーションルート・・・。

もうちょっと若ければ、体力有れば行ってみたかった・・・
いいえ、予定で終わったと想います・・・。

05:20 塩見岳東峰を出発。

あと一度くらい来られるだろうか?




ここは、2003年10月に通った時、
奥の茶色いあたりで足を滑らせて顔を打って、
怖かったところ。

勿論慎重に。

どうか、強風が吹きませんように!!

あの時は、椹島から大井川を源流まで遡って、
熊ノ平から稜線に乗って、南下して戻る9日間コースだった。






05:55 北俣分岐到着。

ここで、縦走路(塩見岳〜北岳)から別れて、
蝙蝠尾根に入ります。

直進すれば、北岳・間ノ岳・仙丈岳方面だ!

2回縦走してます。




次の山は、北俣岳。
今回の最後の岩場を前にして朝食をしようか。

自己流の山の食事では、最近、次のような食材を基本とし、
ご飯でも麺類でも必ず使っています。

〃本県産 きくらげ
長崎県産 芽ひじき
千葉県産 煮干し
し嫁聾産 切り干し大根
テ仔郢此,箸蹐躡布
SB食品 クコの実
Шショウガ(産地こだわらず)
┝家製 タカノツメ

これらを少量づつ、ひとつのビニール袋に入れて、
一食ごとに分けて持参します。

06:25 食事を終えて出発。




以前のテント場 雪投沢(ゆきなでさわと読む)。

岩場を通過中であります!

私の場合、いつも岩場の写真を撮りそこねてしまう。

岩場が嫌いだからでしょうか?




西側の空は晴れています。

御嶽山には、いつかは是非・・・。




北俣岳の岩場を通過!

塩見岳は、また形を変えます。




2845mのピークから通って来た山を望む。

もう危険な場所はありませんね。ルンルン(^^♪






次の目標は目の前の蝙蝠岳。

山名の由来は判りませんが、
コウモリがぶら下がっているように見えるから
不思議です。




想い出の場所に到着。

21年前は、時間が無くてここで塩見岳方面に
引き返しました。

あの頃はキャラバンシューズで、
ステッキも無かった。

でも若かったから、塩見新道経由でここまで来たのだ!




振り返ると・・・

塩見岳と、超えて来た岩場は遠くなってきた。




蝙蝠岳への登りは150m程度。

こんな船窪状の地形発見。

強風の時のテントに大変よろしい!




08:30 蝙蝠岳2865mと書いてあるはずです。 山頂に到着。

今回の、いわば目的の山に到着しました。

本当にうれしい!。

お酒を1合頂きま〜す。




山頂にちゃっかりと・・・テント場!

みんな、考えることは同じみたいだ。




蝙蝠岳から見る塩見岳。

また少し形が変わった。

それにしても、このページに
何度「塩見岳」という文字を書いただろうか?




08:45 蝙蝠岳から次の徳右エ門岳を目指します。

分かってはいたけれど・・・
まだ半分も来ていませんです・・・。




09:15 最後の眺望を楽しみます。地図には書いていないけれど
徳四郎山と書いてありますよ!

先程の蝙蝠岳で〜す。

背後から女性が現れた!
びっくりしちゃいました。

ここで今日はじめて人に逢いました。
二軒小屋(登山小屋)を4時に出てきたという!!

登山小屋という事は・・・自炊なのだ!




その女性は、ここに到着して舞い上がっております。

ここに来てはじめて眺望が開けたとの事。

「そうなんですか? ならば最高ですね。という事は・・・」
「この先ずぅ〜と樹林帯ですよ!」

30代のその人は写真を撮りまくっていた。
私も時間の許す限り、こにいよう。

おっと・・・写真は悪沢岳方面です。




そのとおり、この先は す〜と樹林帯でした。






11:05 徳右エ門岳に到着しました。

昼食を自炊します。

やっと半分でしょうか? 疲れた!

樹林帯に入ってから、急に靴ヅレの痛みに襲われ、
ペースが落ちてしまった。(涙・・・)

徳右エ門岳直下には、往復25分の水場があるが、
まだ1.5リットルの水があるので、
水場には寄らなかった。

本当は水場を見てみたかった。




その後は、頻繁に休みながら、
やっと現在地がはっきりする場所に出た。

14:10 中部電力発電所に到着。

写真のように、ラックレール(アプト式鉄道みたいなもの)
が敷かれており、中部電力の人は林道からあれに乗るのでしょう。




長かった!!






あそこを降りて来たのだ!






大井川の流れを見ながら

靴ヅレの痛みを癒す大休止。

まだ、林道歩き30分を残している。
まだ下山は終わっていない。




16:01 二軒小屋ロッジ(2食付)に到着。

ここで、なぜ「ロッジ」「2食付」にこだわるかと
申しますと・・・

ロッジに2食付で泊まらなければ、
無料送迎バスに乗れないのです!

路線バスでは無いので、お金を出しても乗れないよ!




こちらは登山小屋。

自炊の人専用の小屋で、なかなか雰囲気良好。

私も一度泊まった事あるけれど、
ここに泊まると無料送迎バスには乗れず、歩くのみ!

このページの一番最初の情報提供は
この小屋の中の案内図だったのですよ! 親切!

どちらの小屋も、経営は特殊東海製紙グループ(山の地主)
です。




登山小屋に入ってみた。

二軒小屋の全体図が解りやすい。






17:45 食事の時間になったから、
「ロッジ」に戻りました。

今日の早朝に、塩見岳の岩場を登っていた
ヘッドランプの主が先着していました。
相模原市の41才の男性単独行です。

ここは、入浴もできます。

旅館だと思いましょう!







  2016.07.22

今日は、バス3本を乗り継いで自宅に帰るだけです。

リニア新幹線工事を見たかった。

工事は中断していると、二軒小屋の人が言っていたが、
バスの時間があるから、散歩してみました。

1時間ほど大井川西俣を上流に歩く。

洪水の影響で、ダンプカーが走っていた道は寸断され、
今は、徒歩でも通過は無理だった。

11:00 二軒小屋発の特殊東海製紙運営の送迎バスに乗車。

13:00 椹島を、同じく特殊東海製紙運営の送迎バスに乗車。

14:05 毎日新聞社運営の「毎日アルペン号」に乗車。

どのバスも快適でした。

20:15 浦安自宅に到着で〜す。

明日は仕事だ! 頑張ろう!