2016.08  石川・岐阜県境 白山2702m










所持品:ツエルト・コンロ・食器一式・食糧4食分
・太陽光着火装置
・水1リットル分のボトル・カメラ・携帯電話 他

単独

北陸の山は、はじめてです
雪が多い地域なので、真夏を選びました。

とにかく人が多く(特に若い人・子供)にぎやかな
楽しい「山の日」の山旅になりました。

また、甲子園やリオデジャネイロに負けないくらい
暑かったです。

公共交通利用
行き 東京ディズニーランド〜金沢:ウィラートラベルバス、
金沢〜別当出合:北陸鉄道バス

帰り 別当出合〜金沢:北陸鉄道バス、
金沢〜東京〜舞浜:JR


  2016.08.10

前日、仕事から帰り、ディズニーランドを出発する夜行バスで、
金沢駅へ。
そして、夏だけ運行されるバスで、登山口の別当出合で下車。
今日は、標高2080mの南竜山荘を目指します。




東京ディズニーランド発のバスは、
私にとってはありが〜たや!

バスが関越道に入ったところで、
私は寝てしまったが、
途中で停車したところで、
たばこ休憩をしました。

スマホで現在地を確認すると、
長野市篠ノ井である事が
解かった。

写真は、その時のもの。
バスのナンバーに注目ください。

02:30 バスは発車しました。

では、バスにちなんだ曲を思い出しましょう!

ある雨の日の情景(吉田拓郎)なんかいかが?



09:00 バスは終点の別当出合に到着。

いつもの登山と同様に、水を汲んで出発です。

しかし違いは、夏休みとあって若い人が多いことと
明日が初めての「山の日」であること

しかも人気の高い白山であり、カメラの視野に
どうしても他人が入ってしまいます。





09:20 出発。

広場の奥にある鳥居をくぐって
その先のつり橋を渡り、
砂防新道経由で登ってゆきます。



歩きはじめの登山道は、こんな感じの道です。







とにかく暑いので、こんな感じのところで
頻繁に休憩

同じく暑い甲子園やリオデジャネイロを
聞きながら休もう。



標高が上がってくると、樹林帯が少なくなり、
代わって高山植物の登場です。

写真は、ミヤマタンポポでしょうか?



12:15 歩きはじめてからちょうど3時間。

本来なら南竜分岐に到着する時間であるも、
今日は暑いからのんびり行こう!

高山帯になると、高山植物を楽しむ事ができる。
しかし、休憩に適した日陰はありませんねぇ。



現在地がハッキリとしました。

甚之助避難小屋に到着だ!

ここは、蛇口付水道があって水洗トイレもある。
ちょっともったいないくらいの避難小屋でした。



その小屋の広場で、昼食を作ろう。



小屋の中を見てみよう。

さっきまで団体が独占していたけれど、
下山したようだ。

この山には、いったい何人の「ひと」が
いるのでしょう。


13:50 南竜分岐に到着。

ここから先、5分間位の場所が、コース上で
唯一の危険箇所のようだ。



14:02 本日の宿、南竜山荘が見えてきた。

ガイドブックが教えてくれた危険箇所は、
アルプスを登る人にとっては、安全箇所でした。



白山には、このような沢がたくさんあって、
水不足になることはありませんよ!

ここは、地図上の万才谷です。



14:20 南竜山荘に到着。

宿泊棟は、一番奥の建物です。



山荘の玄関から南西側(登ってきた方向)を見ます。

なかなか、素晴らしい雰囲気の場所ですよ。



近くの沢に下りてみよう!

周囲には大勢の人が、同じような事をやってます。
風呂はないけれど、水はたっぷりあります。

汗が落ちて足がきれいになった。



あまりに暑いから、人が沢にやってくる!

場所を譲るとしましょう。



  2016.08.11

今日は、はじめての「山の日」だ。
何か得した気分になりませんでしょうか?

だって、休日が一日増えるんだもんネ!!

山好きも山嫌いも、山の恵みに感謝して、
自然環境を大切にする気持ちを持ちましょう。

今日は、白山山頂の2つの峰を縦走して、
南竜山荘に戻ります。




05:40 すっかり明るくなった。

山荘前の分岐を「展望歩道」に進み室堂方面へ。

ちなみに室堂までの最短コースは、
「トンビ岩コース」です。
帰りに通る事にしようか。



このような遊歩道的な登山道からはじまります。



途中きれいな沢を超えたあたりで、
リオデジャネイロでは、
柔道の男女が揃って金メダルをとった
中継を聞き終わった!!

やがて登山道は、こんな感じの眺望を見せてくれる。



南側には白山の付属火山というか
寄生火山というのか?
油坂ノ頭経由の別山2399mが待っているように
見えます。

時間があれば行ってみたい。(往復4時間)



アルプス展望台という道標あり。

ここで、朝食を自炊しよう。

何という贅沢な瞬間!!



白山のような単独峰は、
あまり経験無かった。

だいたい山というのは、
山脈を作ってますよね。

堆積岩が隆起した南アルプスや
深成岩が隆起した北アルプス。

活火山でも日光連山や奥羽山脈。

みんな山脈だった。

富士山と利尻岳は単独だね。



室堂まであと15分のところまで来ました。

見えているのは、もちろん山頂です。

ここで、白川郷方面方面からのコースと合流です。



室堂に到着する直前に雪渓が見えました。
さすがに北陸の山なんですネ。



白山の最高峰の御前峰が目の前に迫ります。

たぶん、大勢の人が休んでいる事でしょう。

ところで先程、室堂山荘で一休みしましたが、
まるで東京の原宿のように混雑した山小屋は、
すぐに立ち去ります。



09:00 山頂に到着しました!!!

白山の山頂は、ここ御前峰2702mです。

ちょっと透明度は落ちましたが、全方向展望台です。

暑さとの戦いでや〜とや〜と辿り着いた山頂。
自宅から遠いし、もう来られないかもしれない・・・。



せっかくだから、山頂周辺を一周するのだ!

隣にそびえる剣ヶ峰(登山道は無い)と、
これから行く紺屋ヶ池を確認してます。

しかし、風が強いこと!!

暑い→苦しいに変わりました。



さっき上から見た紺屋ヶ池から、御前峰を見上げる。

つまり、ここは白山の火口底です。
おっかないから、すぐに立ち去ろう!
だって、白山は活火山なんです。



白山最大の火山湖 翠ヶ池。

山頂に池があることを、火山の特徴であること、
あらためて知りました。

鳥海山の鳥海湖も綺麗だったっけ。



やっと大汝峰に近づいた。

白山の第2位の峰が、大汝峰だ。
登ってみよう!そうしよう!



10:10 大汝峰2684mに到着しました。

結構な岩場があって、結構苦労しましたよ。

でも、さっきの御前峰に比べると・・・。
さみしい山頂でしたが、
居心地よし。
30分のんびりと。



白山第2位の大汝峰2684mから、
白山第1位の御前峰2702mを望む。

リオデジャネイロに例えれば、ここは銀メダル。



今日はもう登りは無い。万歳!
だって、暑いんだもん。



室堂に戻って来ました。

やはり室堂は、東京の原宿のようでした。

おなかがすいたので、ラーメンを食べます。

室堂の混雑ぶりは、省略させてもらいます。



トンビ岩コースを下ろう。

早くも南竜山荘が見えてきた。



コースのシンボル「トンビ岩」

暑いから、ゆっくりと休もう。



私は・・・体力が落ちた。
若い人たちにドンドン抜かれました。

最近は春や秋の平日に登山していたから、
いつも年配者と一緒だったけれど、
今回は若い人と一緒で新鮮な気分でした。



山荘から10分のキャンプ場に行ってみた。

設備が整った初心者にも安心なキャンプ場だ。



  2016.08.12

楽しかった登山の最終日。

別当出合まで下るけれど、金沢駅行きのバスは
13:30までないから、
マイカー登山者用のシャトルバスに乗って
市ノ瀬の白山温泉で休んでから
金沢駅行きのバスを待とう。




この小屋で、登山と天体観測を楽しんだ。



高山植物いっぱいの南竜分岐。



甚之助避難小屋。

登って来た時もお世話になりました。



市ノ瀬に到着。

疲れ切っていた。



有難い温泉で休んで・・・

バスに乗って・・・



北陸新幹線で帰りました。

楽な行程を組みましたが、暑くてバテました。