シベリア鉄道
Владивосток(ウラジオストク)
〜Москва(モスクワ)
全長9259km
(シベリア鉄道4日目)















2017.04.15 主なスケジュール

チタ〜ウランウデ〜バイカル湖〜イルクーツク〜ジマー



今日の最大のイベントはなんと言っても
バイカル湖とイルクーツク停車。
終日、2500m級のバルグジン山脈を眺望の予定。

今回の旅で一番楽しみにしていた日が、
この日のはずです。

00:17 日本時間00:17 チタ停車(人口34万人)

深夜ですが、久々の大都市 貴重な25分停車なので、

タバコ休憩など、是非車外の空気を吸ってみたい。

08:49 日本時間09:49 ウランウデ停車(人口43万人)

モスクワとの時差が5時間になる。

ここはモンゴル経由北京行きの列車が走る路線との
分岐点になっている。

11:40頃 バイカル湖 Озеро Байкал
この先250キロの区間は湖岸を走るはず。

13:41 日本時間14:41 スリュジャンカ停車
電化方式が変わり機関車の交換。

その間にバイカル湖の名物オームリの燻製を買おう。

14:00頃 バイカル湖を離れる この先列車は
かなりの急こう配を登って行くはず。

急カーブで見え隠れするバイカル湖など動画に収めたい。

15:46 日本時間16:46 イルクーツク停車(人口62万人)
シベリアの美しい街。

30分の停車中に是非、駅前広場を見物したい。

16:30頃 アンガラ川に沿って走る。

18:57 日本時間20:57 ジマ停車
モスクワ(莫斯科)との時差が4時間になる。

電化方式が変わるため機関車の交換

貴重な30分停車のうちに
ピロシキや水餃子・水分を補給しよう。













  2017.04.15 行動記録




深夜の停車駅 チタ。
Станции Чита поздно ночью.

深夜にもかかわらず、多くの乗降客がいました。

立派なPID(ロシア鉄道)の駅ビルが建っています。

例の東洋人の女性も、駅構内を散歩していた。
しかし、他の乗客は、
誰も列車の外に出ようとしないようです。

動画 チタ駅構内


街の灯りがとても綺麗ね。 ブルーライトチタ。

30分停車中に、食料の補給の自動車がホームに来た。

その後、バキュームカーが来て、
列車の汚物を回収した。




頼りになる車掌さん2人。
Дирижер будет рассчитывать на 2.

もう一人の車掌さんとは、もちろんルダさんのこと。

ロシア人女性は、・・・付き合うと大変だと???

写真撮らせてもらう場合も、30分位化粧の時間が
必要な様でした。

車掌のルダさんに
私:「モージナ?」(写真を撮っていいですか?)
ルダさん:「ヤー?」(私を?)

結局、写真を撮らせてはもらえませんでした。


05:01 ヒロークに到着。

ヒロークを過ぎた頃から、
今までは草原だったけれど、
少し針葉樹林が見られるようになる。


今日の朝食には、ジャガイモが参加。

動画 朝陽の中を走る1

動画 朝陽の中を走る2


車内は、結構満室に。

隣のアメリカ人夫婦とは、いつも笑顔で挨拶した。

動画 ペトロフスキー到着

動画 最低気温を記録した場所

※コラム7 特急は無いシベリア鉄道?

時刻表には「急行ロシア号」となっている。

しかし、列車の名前がロシアを代表しているし、
列車番号が、栄えある1番列車だ。

通過駅の数は最多で、シベリア鉄道では最速なので、
日本的には「特急ロシア号」で
差し支えないと想いました。


08:48 ウランウデ停車。

北京行きの路線との合流をみたかったが、
過ぎてしまった。

ここでもロシア人の行動を観察しながら、
駅構内を散策する。

この瞬間が、とても楽しいのです。


食料調達もしておこう。

牛乳80p、ピロシキ25p×3、ピザ50p。


いつも駅のホームでくつろぐときは、
車掌さんの隣にいた私です。
車掌さんの隣にいれば、多少の事は見逃されるのです。


ウランウデで買った食料で、昼食をしようか。
と言っても、私の今回の旅行では、
いつでも食事の時間でした。
だらしのない食生活をしておりました。

動画 ウラン・ウデ発車


車窓を楽しもう。
動画 シベリアの乾いた街ウラン・ウデ


写真には写せなかったけれど、
ロシアの墓地は質素で綺麗でした。
青い墓石が印象的です。


青い機関車をよく見てみた。
シベリア鉄道の第4走者です。



何となく女性的ですね。

この先のバイカル湖〜イルクーツクには、
急勾配があるはずです。
地図を見て予想しました。


ロシアの休日。

5月9日は、戦勝記念日です。

一時、ドイツに攻められて
国が亡ぶ直前だったようです。
(独ソ戦)

陸続きなので、
戦車隊が来て街を焼かれたようです。
音楽 ポーレシカポーレ日本語歌


バイカル湖が見えてきました。

動画 バイカルが見えてきた

今回の車窓で、一番楽しみにしていた瞬間です。



バイカル湖を見つめています。
一面凍っています。
バイカル湖の春は、5月でしょうか。


バイカル湖は、世界の淡水の
20%以上を占めているらしい。
すごいですね。

動画 バイカル湖



快晴になって来ました。
バルクジン山脈も見えてきた。
雪が意外と少ない!

動画 バルクジン山脈


バルクジン山脈は2500m級。
日本の北アルプスに似た山容です。


この景色を、約20分動画撮影しました。


13:41 スリュジャンカ停車。

以前は行っていた機関車の交換は無く、
わずか2分の停車。
タバコを吸うのがやっとです。

時刻表では解っていましたが、
バイカル湖名物のオームリ(サケ科の魚)が
買えません。

ウランウデで買うべきでしょう。
イルクーツクでは売っていません。

列車は、この後かなりの急勾配を登る。
いくつものカーブを曲がり、高度を上げて、
やがてバイカル湖は、はるか下の方になった。

しかし列車は、速度を落とさず登っていく。
青い女性的な機関車は1両だが、力持ちだ。



動画 バイカル湖を離れて急勾配を登る1
動画 バイカル湖を離れて急勾配を登る2


ところで、オームリを諦めた私ですが・・・

私のその様子を見ていた9号車の男性車掌が、
私の個室に、モンゴル人らしい
女性の行商を呼んだようだ。
3匹で500p
割高かもしれないが、新鮮だから、買うことにした。

山には針葉樹が90%を占めるようになってきた。


イルクーツクの街が見えてきた。
街の中心は、アンガラ川を隔てた反対側みたいだ。

動画 イルクーツクの街が見えて来た


イルクーツクは、シベリアのパリと言われています。
今度来るとしたら、ここで途中下車したいなぁ。


駅舎も綺麗です。

動画 イルクーツク駅

この後、駅前広場に出てみました。
結構な距離を歩き回りました。
イルクーツクの美しさは、アンガラ川の対岸に
あるようです。


30分停車中に、駅構内も走り回りました。
他の列車も見物しております。

今までの駅と違って綺麗ですが、
キオスクや個人の出店が無い。

規制が厳しいのかも知れない。


これは、ロシア号の食堂車です。

食事は2回しか利用しませんでしたが、
食堂車が暇な時間で、自分も暇な時は、
シベリアのガイドブックを見ながら、
食堂車の女性と話をしたものでした。


イルクーツクでは、大勢の乗降客がいました。


ガイドブックの上に置いた水晶。

これは、登山の時にも私のお守りのようなものです。
宗教的な意味はもちろん無い。

この直後、車掌のルダさんにお願いして、
シャワールームを借りて、サッパリしました。(150p)

動画 個室でくつろぐ

17:30頃 草焼きをしているところを見られた。

動画 3線区間が続く

18:50頃 突然雨になって来た。




20:27 ジマー停車。

ここで機関車の交換をするけれど、
雨で寒いから、タバコだけで車内に戻る。

スマートフォンは、ちゃんと現地の時間を
示しています。

エライ!


イルクーツク発車時は、満席になっていた。

明るく挨拶してくれた4号室のアメリカ人夫婦が、
大きな荷物を持っていたので、
イルクーツク下車時は、荷物を持って手伝った。
good-by!


シベリア鉄道 その1
Транс-Сибирской поезд 1

シベリア鉄道 その2
Транс-Сибирской поезд 2

シベリア鉄道 その3
Транс-Сибирской поезд 3

シベリア鉄道 その5
Транс-Сибирской поезд 5

シベリア鉄道 その6
Транс-Сибирской поезд 6

シベリア鉄道 その7
Транс-Сибирской поезд 7

シベリア鉄道 その8
Транс-Сибирской поезд 8

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